准看護師は廃止になるの?
ずっと、長いこと議論されている、准看護師の廃止問題。
准看護師のみなさんはもちろん、これから准看護師の資格を取ろうと考えている方は、不安に感じているでしょう。
そうですよね。自分が持ってる資格がなくなったらイヤだし、もし、取ってスグに使い物にならなくなったら、泣きたくなります・・・
ところで、なぜ、准看護師が廃止になるって話がでてきているのか、ご存知ですか?
准看護師を廃止したい「日本看護協会」
日本看護協会とは、医療の質を高めたい看護師や准看護師などが個人で加入できる公益法人。
医療って、年々高度化してますよね。新しい薬や器具がでてきて効能や使い方を覚えなきゃいけないし、医療の進歩によって、専門性も大切になってきています。
そこで、日本看護協会は、准看護師の廃止を希望して働きかけているんですね。
けど、正看護師ほどではありませんが、准看護師も医療の知識や技術を専門的に持っているし、現場で得たスキルを持つ准看は新卒の正看より戦力になります。それなのに廃止を訴える理由は「准看護師は戦後の看護師不足を補うための暫定措置」だから。
そうなんです。暫定措置が、60年以上も続いている状態なんですね。
准看護師制度を継続したい「日本医師会」
看護協会が廃止をアピールする一方で、日本医師会は「准看護師は必要だ!」としています。
理由は明らかで、正看護師よりも准看護師の方が賃金が少なくて済むから。正看護師は3〜4年で国家試験の受験資格を取れるのに、准看護師は2年で受験資格がもらえるし、都道府県知事免許なんですから、賃金が低いのは仕方がありません。
で、ですね。法律には「医師が指示すれば准看護師は正看護師と同じく医療行為ができる」とあるんです。だったら、病院側は、准看護師さんを雇用したいですよね。正看護師と同じ戦力になりますもん。
看護師を増やしたい「行政」
行政は、看護師を増やそうと躍起になってます。その一つとして、潜在看護師の復職支援があげられますよね。「たくさん養成しても足りない。それなら、ブランクのある看護師に復帰してもらおう!」ってことでスタートしました。だって、日本は慢性的な看護師不足なんですもん。
それなのに、日本医師会の「准看護師を廃止!」を100%受け入れるのは、リスクが大きすぎるんですよね。だって、看護師の6〜7人に1人は准看護師ですから、看護師不足に火がついちゃう。。。
ということで、准看護師を失くするって話が持ち上がった1990年頃から、どうするか議論が続いている(というか進展していない)状態なんです。でも、知識と専門性アップは必要ってことで、2002年から、資格試験までの学習時間が1500時間⇒1890時間へと増えているんです。
まだ、なくならないって考えられますよね。
准看護師は結局どうなるの?
准看護師制度がどうなるのか、誰も分かりません。が、なくなるにしても、今すぐというワケではありませんし、なくなる時は、要件を満たした人だけ正看護師の受験資格がもらえるかもしれません。
今、准看護師として活躍なさっているなら、いちおう、将来への補償として正看護師になる道のりを探っておくのも1つの方法。10年間の実務経験にプラスして、イイ職場に移りスキルアップしておくのも有効かもしれませんね。




